きたまちといろ

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『大佛さまと子供たち』

上映日時 11月23日(火)10時/11月24日(水)14時

「その後の蜂の巣の子供たち」以来久しぶりの清水宏の作品である。やはり蜂の巣の子供たちが主役にはなっているが、前二作とはちがって、古都奈良に戦災をまぬがれて残る古仏・古美術の美しさを味わうために、それと子供たちの交流が中心に描かれている所謂、セミ・ドキュメンタリー作品。
原題『The Great Buddha and Orphans』 

1952年 / 日本 / 102分 / 監督 清水宏 / 出演 岩本豊 硲由夫 川西清 など

『麦秋』

上映日時 11月23日(火)17時/11月24日(水)10時

黒澤明、木下恵介と並び日本を代表する巨匠・小津安二郎の名作ー娘の結婚問題を心配する家族の姿を描いた小津安二郎のホームドラマ。
製作は「自由学校(1951 渋谷実)」「虎の牙」に次ぐ山本武。脚本は「宗方姉妹」と同じく野田高梧と小津安二郎との共同執筆。
撮影は常に小津作品を担当する厚田雄春。

1951年 / 日本 / 124分 / 監督 小津安二郎 / 出演 原節子 笠智衆 淡路千景 三宅邦子 など / 配給 松竹

『好人好日』

上映日時 11月23日(火)14時/11月24日(水)17時

中野実の原作を、「妻として女として」の共同執筆者・松山善三と、渋谷実が脚色し、「もず」の渋谷実が監督した。父娘の情愛を描いた物語。撮影は「女舞」の長岡博之。奈良の大学の数学教授である初老の男、その男を陰から三十年にもわたって支え続けてきた妻、そして奈良市役所に勤務する娘と婚約者である娘の男の同僚(及び彼の姉や母)との間の家族模様を描く。父娘の情愛がテーマの物語である。エンディングでは東大寺の鐘が登場する。

1961年 / 日本 / 88分 / 監督 小津安二郎 / 出演 笠智衆 淡路千景 岩下志麻 川津祐介 など / 配給 松竹

1123日(火)「大佛さまと子供たち」10時〜の上映終了後筒井寛昭長老のミニトークショー

『大佛さまと子供たち』『好日好日』に登場する東大寺の塔頭龍松院 筒井寛昭長老のミニトークショーを予定しています。聞き手は倉橋みどりさんです。

きたまちといろ上映会【チケットは事前予約制です】
〈開催日程〉11月23日(火)・11月24日(水)
〈会場〉奈良公園バスターミナル レクチャーホール MAP P4 C-3
〈チケット〉前売1,000円/当日1,200円

※一作品一回分の料金です
 一作品につき入れ替え制です

QRコードからチケット予約が可能です

奈良で映画の魅力を伝える数々のプロジェクトを実施し、早10年目を迎えた「なら国際映画祭」。11年目となる本年9月18日(土)〜20日(月・祝)に「なら国際映画祭 プレイベント 2021」を開催します。